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【二代目日記】カナダとシトカ、さらにはオランダ

2013.04.07 Sunday
ちょっと、ご無沙汰しているうちに、カナダとシトカ漁が終漁しました。

カナダは、漁獲枠の15,000tをほぼ取り切り終了しました、ここ数年小さかった魚体もやや大きめになりました。ただし、資源の回復と見るにはまだ早いと思います。日本側が適切に買い、現地の生産意欲を損なわないことが大事でしょう。

一方シトカは、漁獲枠の30,000tに対し、6,000t程度で終漁しました。魚が来なかったのが原因です。鯨害、海水温の問題など諸説考えられますが、北米産ニシンは、今後ブリストルの動向が注目されます。

シトカは漁開始当初は豊漁、増枠の話が出たほどでした。それだけに、この突然の暗転に業界は驚き、かつ、北米ニシンの不安定さを目の当たりにしていることと思います。メーカーとしては値上げ要素があったほうが、値上げによる採算維持が図りやすいものの、これは消費者の意向と相いれず、一定の枠の中で安定的な漁獲がされ、為替の上下は生産でのコストダウン、在庫持越し、製品づくりで吸収するという発想がソフトランディングとしてふさわしいと考えています。

同時に、オランダニシンの取引も終了しました。数量は減、価格は上げ(やはりアフリカ向け輸出価格を引き合いにだされたとか)、為替は円安で、すべての要素が値上げに動いています。

こんな状況なので、原料メーカーもようやくロシア卵を使っての製品開発に本腰を入れ始めればいいのにな、と思いますが、産地の切り替えはなかなか進んでいません。

この5年でロシア以外のニシンの産地は、非常に不安定な供給となっています。生産のパイがそこそこあり、国内需要が低迷しているので、さほど目立ちはしなかったかもしれません。ロシアのみが安定して漁獲され、増産の動きを見せています。この気配を感じたメーカー、流通大手はロシア産への取り組みに本腰を入れています。われわれは、産地をも巻き込み、これらの方々への供給体制を強化しています。

漁業者に獲らせ、漁の結果をみて値段を決め、高い高いと言いながら結局は買い続け、毎年同じ原料で同じ商品を作り続けたマーケティングの手抜きが産地間での大きな差になって表れているのだと思います。

 

 

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