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【二代目日記】ローマ人の物語

2012.03.20 Tuesday
正月休みを使ってこの大作を読了しました。
浪人時代、世界史の勉強でこの国の皇帝の強烈なキャラクター、政治の巧みさに惹かれたのがローマに興味をもったきっかけです。今回は、会社の経営になぞらえて、①ローマはなぜ、あれほどまでの大帝国になったのか、②なぜ、広大な領土を維持できたのか、③なぜ、滅んだのか、に興味が湧き、読み始めたのでした。いまならローマの歴史が会社への「どのようにすれば発展できるのか」「どのようにすれば経営が安定するのか」「どのように会社が衰退するのか」という私の疑問に対する答えのように、感得できそうな気がしたからです。

著者も繰り返し書いていますが、ローマ皇帝の最大の仕事は安全保障でした。市民が平和に暮らせる環境を用意すれば、長らく続く平和ボケした市民が時に国家に不満をのべることはあっても、最終的に皇帝は国民の支持を得ます。ローマ帝国でも皇帝は、特に最後年は、短期間のうちに次々に暗殺されるのですが、これは戦いを好まなかった、あるいは戦いの手を休めた時に側近に殺されるケースが非常に多いのです。側近が皇帝の戦いを避ける決断により国家の危機が訪れることを察知するかのようです。ちなみにパクスロマーナ以降のローマの戦いとは、領土拡大のための交戦ではなく、一定の領土を維持するための戦いでした。

これを経営に読み替えるなら、、、、と考えたいところですが、当社の今は、ローマでいえばスキピオがハンニバルと戦っているような段階で、まだまだ明日をしれず一心に戦い続けている時期ではないでしょうか。いまだカエサルは登場していませんし、経営が安定基調にあるとはいえ、「ローマの平和」には程遠い時代です。

実際、私自身も「ローマの平和」以降、読むスピードがパタリをとまり、しばらく読むのをやめていました。経営に資するドラマ、教訓があるのはわかりますが、基盤ができた国家を維持する時期はやはり退屈、というか今の心情、心象に合わないのです。一方、数日徹夜をして一気に読み進めたのは、アフリカのカルタゴから象をつれアルプスをわたってローマに攻めてきたハンニバルと戦うスキピオの姿、はたまた数では圧倒的に優る敵を精鋭を共に破り、平和条約をかわし、蛮族にローマの市民権、並びに名門「カエサル」姓を名乗ることを許したカエサルの破竹の活躍でした。これらに当社の「今」を感じたのだと思います。組織は敵がいることで一体化します。さすれば、未完成な会社が衰退する業界の中で、暗中模索する今という日々は、これからの成長を予感させるような気がしています。

 

 

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