CARIFOOD

【二代目日記】不漁の背景を考える

2012.06.21 Thursday
シトカ、ブリストルの不漁の背景に何があったのか。メーカーとしては、できるだけこの理由を考えるのを避けて通りたいと願っています。なぜなら獲れない理由を考えることは、悲観的な未来を考えることにつながるためです。我々の胸の内には以前北海道で100万トンも獲れたニシンが、まったく獲れなくなるほど、ニシンは資源枯渇の可能性を内包していることを経験的に知っているからでしょう。100万tですよ。ブリストルやシトカが本年合わせて3万t、ロシアでも1万トンくらいでしょうから、その規模のすさまじさがお分かりいただけると思います。

日本の鰊は乱獲が原因で獲れなくなったといわれています。しかし、カナダ、アラスカは世界でももっとも厳しいといわれる資源管理を行っており、鰊の漁獲枠も、資源量に鑑みて慎重に設定されています。ここ最近、大型ニシンとして知られていたブリストルも魚がかなり小型化してきました。カナダ、シトカも小型化が進んでいますが、私はこれは、保護対象となっているクジラに捕食された結果、3年魚がまじってきたからと考えています。ニシンは4年魚から産卵しますが、資源が細ると3年目から産卵するといわれています。原資料にあたったわけではありませんが、太平洋のクジラの資源回復は相当急ピッチで進んでおり、群れを作るため捕食しやすい鰊が餌になっていると思うのです。

漁獲が減るのは需給バランス上、ありがたいことではありますが、業界としては獲れすぎて困る~、というくらいが一番仕事に気合が乗ってくるのも事実で、今道内の数の子屋さんはみなさん元気がありません。

 

 

最新情報

7

Sep

外食産業ウィーク

先週、外食産業ウィーク@東京ビッグサイトに出展いたしました。...

詳細はこちら

12

Apr

【二代目日記】 生産の国内化③

国内化をコストや損益だけの面で図るのは容易なのですが、これは...

詳細はこちら

12

Apr

【二代目日記】生産の国内化②

国内生産化について、当初は「こんな風に考えているんですが、、...

詳細はこちら

記事一覧はこちら



©2013 carifood inc.