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【二代目日記】中国の新しい対外政策②

2011.08.05 Friday
中国は世界の工場として加工貿易主導で成長してきました。ただ、この3年をみても人件費の高騰は驚くべきものがあります。水産業の単純労働者は、3000-4000元/月程度これにさらに社会保障が2500元くらいかかるらしいです。賃金が現在のカーブでさらに上がっていくことを考えると、日本のちょっとした田舎で加工するのとコストが変わらなくないのでは? 若い労働者が多く集まる、という意味では中国加工の強みはありますが、やはり中国でも3K的な仕事は敬遠され、ワーカーの年齢は一気に高くなりました。製造業では生産ラインが省人化され人件費のインパクトが小さくなりつつあり、タイ、ベトナムの台頭もあります。中国進出を果たした企業で中国離れを考えていない企業などないのではないでしょうか。

長々かきましたが、中国の成長をけん引してきた要素に陰りが見えているということです。安い人件費を背景に成長できる段階まで急速な成長を見せましたが今後は、先進国が直面してきた発展のバランスに直面することになります。日本は、高度成長期に終身雇用、年功序列の給与形態が一般化し、それが市民の生活を安定させ、中間層を生み出しました。一方、現在の中国では正規雇用ではない膨大な数の労働者が、今後国家を安定させる中間層になるような気がしないのです。かれらは常に不満を抱える層であり、ゆえに政府は神経質にならざるをえません。

政府が配慮する国民の不満は今後も解消されません。われわれからすると不可解な中国政府の対外強硬路線は、その矛先をかわすためと考えると合点がいきます。

 

 

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