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【二代目日記】今の70代は昔の???

2012.06.26 Tuesday
岩内工場は、工場長が74歳、女工さんの平均はおそらく60代中盤くらいと思います。最高齢は78歳。2名いらっしゃいます。工場長は、朝工場を開け、夜工場を閉めて帰宅します。私とは、まだまだ知り合ったばかりです。それでも当社がこの工場にかける思いを理解していただき、ものすごい緊張感とプレッシャーの中で仕事をしているのがわかります。

女工さんの履歴書の職歴欄を見ると「工場閉鎖により退職」という記載をよく目にします。これが水産業界を取り巻く雇用の現状です。

実は、工場長以下、多くの方は以前この工場で働いていた方です。3年前に閉鎖されてから、あるいは無為な日々を過ごしていたかもしれません。その方たちに、工場に再び息吹を吹き込んでいただき、大変ありがたいと感謝しています。初めてこの工場を見たとき、工場は確かに死んでいましたが、今、床を水が流れ、人が動き、言葉が飛び交い始めると、工場は再び息を吹き返しました。

昨年は、協力工場の社長に思い切って大きな投資をしていただきました。工場が古かったことから閉鎖を検討していらっしゃいましたが、毎年秋から年末まで、女工さんがはたらきに来て、孫のクリスマスプレゼントとお年玉を稼いでいたのでした。そのため、閉鎖の話がでると、存続を希望する声が多く、その声にこたえるために、この時代にあえて大きな投資の決断をしたのでした。

本年腹出し工場を取得することで、岩内で一貫生産体制を確立することができました。今までと違い、通年雇用が可能になれば、通年で安定した収入が必要な若い方も働きやすくなると思います。

私はときどきは工場に行き、鰊の甘い匂いに包まれたいと思うのですが、あえていかないようにしています。工場は工場長に任せるべし、と思うからです。

事業として始めた工場ですが、雇用で感謝されるとは予想だにしていませんでした。最初は、人があつまるかどうか、不安もありました。60代は、世間でいえば定年の年齢です。しかし、あの工場での働きっぷりを見ていると、今の60代、70代は、昔の60代、70代とは違うな、と思わされます。ある女工さんによれば、60歳は、「二十歳(はたち)が3人いると思えばいい」のだそうです。

 

 

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