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【二代目日記】今年の事業を前に②

2012.04.20 Friday
私は前職の上司から「マーケティングは仮説だ」、ときいて大きく首肯したことを覚えています。つまり、売り手は「こうすれば売れるだろう」とシナリオを作って製品や販売方法を決定しますが、実際の買い手の行動は下駄を履いてみないとわからないことが多いのです。ベンチャーキャピタルで投資を行っていたときも、経営者の安易な収益拡大モデルに首をひねる日々でした。

売り手は、自社製品にのめり込めばのめり込むほど自社製品を過大評価し、市場を安易にみてしまいますが、いざ自分が買う側だったらという視点に立てば非常に冷ややかな目線を自社製品に送ってしまうこともしばしばでしょう。ただ、同時に仮説なくして製品づくりはできません。仮説をいかに緻密なストーリーで、かついかに「売れない」ことを意識して作っていくかが、重要なことと思います。私は、「数の子がなくても正月はくるのだ」というくらいの割り切りで事業を考えています。

塩数の子から味付け数の子へのシフト、少人数家族の増加に伴う内容量の少ない数の子パックのニーズの上昇、化粧箱離れ、低価格指向などなど数の子を取り巻く「新時代マーケティングのキーワード」は多々ありますが、本当なのでしょうか。これら業界の新常識を一旦異化して、見直すことで当社独自のマーケティングノウハウが出来上がってくるのだと考えています。マーケティングはいいものを作るためだけにあるのではありません。家庭用ビデオでは、なぜ画質で劣るVHSがベータに買ったのか? 世の中にはマーケティングの常識をひっくり返した例がたくさんあります。とすれば、シトカとロシアの価格が同じであってもわがロシア産数の子には十分勝機はあるはずです。
そうそう、当社の数の子のシェアはまだ5%程度。日々の営業努力だけで伸びる余地はまだまだあるでしょう。

 

 

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