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【二代目日記】本年の商談

2011.08.01 Monday
例年、土用のウナギが終わると年末の商談がはじまるのですが、今年は何となく静かに時間が過ぎていきます。

おそらく獲れ過ぎたシトカニシンを前に、買い手は安くなるだろう、と思っているし、売り手は売りに行ったら安く買いたたかれる、と思っているのかも知れません。いずれにしても、成熟産業x市場飽和の業界なので、売り手が一方的に優位、ということにはなりえず、虚心坦懐に買い手の声をきいてニーズをくみ上げる、という手続きを取らねばなりません。問題は、成熟しすぎて衰退が既定路線になってくると、買い手にもニーズや新鮮な考えがなくなってくる(=関心がなくなる)ので、売り手がさらに困るケースが生じる、ということです。まさに、今年はこの状態にあるのかも知れません。

業界は成熟期にあっても、事業は未成熟な当社には、毎年大きなチャレンジがあり、これを8割解決するとまた次のチャレンジが訪れる、という感じです。会社を継いだばかりのころは、1年サイクルの事業をやっているので、「その1年」の事業を成功させることを大事と考えておりました。いつも「今年、今年」と考え、「今年の成功なくして来年の成功なし」と考えていました。しかしながら事業規模が大きくなれば、経営資源もその分不足するので、いつも鼻の下まで水につかっているような息苦しさからのがれられません。事業の均衡点がどんどん上にあがっていくのです。しかし、経営的には成長軌道にあり、人材も育ち、みずからの経験値も上がっているのは事実です。1年だけ勝つのはたやすく、勝ち続けるのは難しい、ということを思い知らされております。成長に伴う苦しみ、葛藤は健全の証かも知れません。逆に「明るさは滅びの姿」と恐怖を感じます。

この業界の方は、「今年は今までで一番きびしい」とおっしゃいますが、来年はもっと厳しいわけで、もっといえばそういう環境は数の子だけでなく、われわれのお客様たる小売流通も、ひいてはほとんどの業界がそうなのです。

今年勝っても来年も苦しい、そういう中で事業を、社長を引き受けているのだと考えています。

 

 

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