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【二代目日記】Boston International Seafood Show②

2011.03.30 Wednesday
展示会は、新製品や会社の方針を打ち出す場ですが、既に世界に打ち出す商品もアイデアも、また世界に食らいついていこうという気概もなくなったのかもしれません。農水省も出展支援をやめたとききました。事実とせば信じられない話です。

古の日本の立場を現在中国の加工貿易業者が占めているのだと思います。中国企業のブースで20代、30代の経営幹部が英語で売り込みを行う様は、相当な迫力です。

現在、日本の秋サケ(秋味)やサンマは中国、ロシアへ加工原料として輸出されています。往時ほどではないにせよ再び輸出水産の機運が見られます。日本漁業の構造不況で日本の水産物が極度に安くなった結果、再び輸出化が始まったことは皮肉ですが、私の前職である木材も同様の構造で輸出・輸入の時期をへて今再び杉丸太などの輸出が始まっています。

残念ながら今回の放射能漏れ事故は、実際の汚染の有無だけによってではなく、風評により汚染されていない商品までも各国での日本産品輸入差し止め、買い控えにつながるかも知れません。日本漁業がわずかに見出した輸出という希望の光が消えてしまうことは大きなダメージです。

中国餃子事件の際、日本が一斉に中国製品の買い控えをおこなった結果、中国は欧・米・中東・アフリカに市場を求め、これを手に入れました。今、日本は自国商品の輸出先を失い、三陸という一大水産生産地を失い、メードインチャイナの水産物を各社探しまわっています。

シーフードショーの視察で、自分の中でしばらく眠っていたビジネスのナショナリズムのようなものが沸き起こってきました。これが最大の収穫です。

 

 

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