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【二代目日記】PB 商品

2011.08.03 Wednesday
イオンが158円のプライベートブランド(PB)のビールを売りだしたと報じられています。一般のビールは210円前後ですから、大きなプライスダウンとなります。発泡酒タイプは88円とこれまた業界最安値。
ブランドが乱立し、メーカーや商品間の差が見出しにくく、価格、マーケットシェアが硬直化してくると、PB化されやすいのでしょう。

現在、大手量販店は整理統合の時代にあり、勝ち組が購買力と販売力を活かしPBのような中抜き型の商品展開をするのは、至極当然の流れとみえます。PBには、お菓子など既に製品として広く認知された商品のパッケージそれとなく変えたタイプ(着せ替え型)と、商品作りの企画から委託生産先の選択まで量販店側が行うタイプ(開発型)の2つがあります。今回のビールはどちらでしょうか。

数の子にもPB商品がでてきました。PB化によるスケールメリットを出すためこれまで取引のあった一般メーカーからの買入量は一気に減る、あるいはなくなります。よって、メーカーとしては単に安くていいものを作る、だけでなくPB商品の供給者として生き残れるか、どうかということが、今後の課題になります。当社の一部の商品がPB化を理由に失注となりました。非常に残念ではありますがPB化の流れを冷静に考えるいい機会です。こういった流通の変化は、単に安くていい数の子を作るだけではだめだ、という警鐘ととらえるべきと考えています。

PBブランドのメーカーは、既存メーカー(報復)・流通との対立(中抜きへの抵抗)や自社商品のカニバリズムを乗り越えねばなりません。さらにいえば、着せ替え型PBにおいては、市場でいわゆるestablishmentなメーカーとして認知されていること、開発型PBにおいては商品開発力、コスト競争力を有していることが条件になります。数の子については、消費者に広く認知されたナショナルブランドがない(実際はありますが、消費者の選好性は低い?)ため、開発型PB路線を目指すこととなります。

数の子はさらにPB化が進むでしょうが、メーカーが行うべき努力、改革を行わず非合理な業界構造や似たような商品の乱立状態を維持した結果,流通側から新たな業界模様を提示されているのだとしたら悲しい話です。

 

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